【交渉に役に立つ知識】サブリミナル効果(Subliminal effect)

サブリミナル効果とは、「映像中に一瞬(人が認識できない程の非常に短い時間)本編と関連のないイメージ・テキストを混入させた場合、それが映像を見た人の潜在意識に対して影響を与える」とする心理学の仮説です。

1957年アメリカのとある映画館が、当時上映中だった映画フィルムに、「コーラを飲め」「ポップコーンを食べろ」というメッセージを、5分間隔で1コマずつ挟んだのがサブリミナルの始まりでした。

フィルム中の1コマというのは、人の視覚では全く認識できない超スピードで過ぎ去ってしまうため、理性に働きかけることはできません。しかしこの実験を行ったところ、この映画館でのコーラとポップコーンの売上が上がったそうです。

この結果から、「超スピードで切り替わるメッセージは、人の “理性" に作用することはできないが、意識の下にある “潜在意識" には何らかの影響を及ぼしうる」という主張が生まれました。

サブリミナルは、本人の意思に関わらず何らかのメッセージを植え付けられてしまうため、ある意味「洗脳」とも呼べます。そのため、サブリミナル効果を応用したCMは人権侵害だと訴える人が相次ぎました。

なお現代では、上記の「ポップコーンとコーラの実験」や「サブリミナル効果自体」に対し、科学的根拠に疑問が残るとする研究者たちが大勢います。