【交渉に役に立つ知識】プライミング効果(Priming effect)

プライミング効果とは、「予め経験した刺激によって、後の判断が左右される現象」を表す心理学用語です。

例えば、ぶどう、バナナ、メロン、みかん のカードを順に見せた後に「では赤い物って何がありますか?」と言われると、大抵の場合「りんご」か「いちご」と答えるのではないでしょうか?

質問では「赤い物」としか言われていないため、「ポスト」や「口紅」なども答えとしては正しいはずです。しかし、果物のカードを見せられたことによる先入観で、知らず知らずのうちに答えを誘導されてしまったわけです。

このように、特に制約をつけていない様に見せかけて、知らず知らずのうちに人の判断を操れてしまうプライミング効果は、まさしく詐欺師やインチキ霊能者が多用する手口。心理学の悪用例です。

しかし良い方向にプライミング効果を活用した場合には、「先に手本を示すことで生徒の学習効率が上がる」など、教育現場において役立つ心理学となります。